キャッシュレス決済導入を考えたときに読むページ

キャッシュレス
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はじめに

キャッシュレスとか○○ペイとか言われても難しそう…。
このページではそんな事業者様に向けキャッシュレス決済導入の基本的な情報をご案内します。

キャッシュレス化の基本情報

キャッシュレス化の基本情報

成長を続けるキャッシュレス化

キャッシュレス化とは文字通り現金を使わないという事です。
諸外国に比べ日本は現金決済比率が高く、政府は2025年までにキャッシュレス比率を40%まで引き上げると目標を掲げました。

現在キャッシュレス決済比率は39.5%にまで広がり、政府目標に向け堅調に増加推移しています。しかし、諸外国に比べるとまだまだキャッシュレス比率は低く、日本でもキャッシュレス化は今後より一層拡大していくと考えられています。

出典:24年3月29日 経済産業省ニュースリリース より

キャッシュレス決済の種類と特徴

キャッシュレス決済の種類と特徴

多種多様なキャッシュレス

キャッシュレス決済には以下のようなものがあります。

クレジットカード:
クレジットカードを使って支払う方法です。最も利用比率の多いキャッシュレス決済方法で、消費者はクレジットカードを利用し代金を支払います。これは消費者の実際の支払いが後日になるという点が大きな特徴です。

デビットカード:
クレジットカードと似ていますが、支払いは即座に消費者の銀行口座から引き落とされます。つまり、銀行口座に現金がなければ使えません。決済と支払いが同時に起こるので現金に最も近いキャッシュレス決済と言えます。

電子マネー:
電子マネーはSuicaやPASMOなどの交通系電子マネーをはじめ種類が豊富です。基本的に事前のチャージが必要で消費者はチャージ残高の範囲内で支払いが可能です。つまり、言い換えると前払いのような方式になります。

コード決済:
QRコードやバーコードを利用した決済方法です。店舗側のQRコードを消費者のスマートフォンで読み込んで決済するタイプと、消費者側がスマートフォンでQRコードを表示し店舗側がバーコードリーダーでスキャンして決済するタイプの2タイプがあります。QRコード決済も事前チャージ式が多く、つまり前払い方式と言えます。

一般的には、高単価決済にはクレジットカードやデビットカードが利用されることが多く、一方で少額決済には電子マネーやコード決済が利用されることが多いようです。

キャッシュレス決済導入のメリット

クレジットカード以外のキャッシュレス決済

キャッシュレス決済には多くのメリットも

では、キャッシュレス決済を導入した場合にはどんなメリットがあるのでしょうか?

これは業種業態によって若干異なりますが一般的には、
・顧客単価の向上
・機会損失の軽減
・レジ対応時間の短縮
・インバウンド需要への対応
・紛失、盗難などの現金特有リスク軽減
・経理会計業務の効率化
などが挙げられています。

このようにキャッシュレス化は予想以上に導入側のメリットが大きいのです。

キャッシュレス決済を利用する顧客のメリット

キャッシュレス決済を利用する顧客のメリット

利用者にも多くのメリット

一方で、利用する顧客側のメリットはどうでしょうか?

これも利用シーンによって若干違いはありますが一般的に、
・財布や現金を持ち歩く必要がない
・紛失や盗難のリスクが軽減される
・レジ待ち時間の短縮
・利用履歴のデータ管理が可能
・ポイントなどの特典がある
などが言われています。

このように、現金支払いと比較して安全で便利、そしてお得な決済手段として利用者のメリットも大きいと考えられています。

キャッシュレス決済の導入方法

クレジットカード決済導入の手順

決済導入が簡単なキャッシュレス決済

これほどたくさんの種類があるキャッシュレス決済ですが、その導入方法はいたってシンプルです。更に、コストもたいしてかかりません。

現在、それら様々なキャッシュレス決済を1社で包括的におこなっている「決済会社」という事業者が多数存在します。先ずは、そのような決済会社のサイトなどで情報を調べてみましょう。ただ、決済会社の選定の際には、複数社から情報を取り寄せ比較検討することをおすすめします。

そして、決済会社を選び契約を実施した後に、決済会社から提供される決済端末やシステムを設定し利用開始です。

このように、実に簡単な手続きでキャッシュレス対応はできてしまうのです。

決済会社選びのポイント

では、決済会社選定の時にはどこを見たら良いのでしょうか?
決済会社選びで見るべき重要なポイントがいくつかあります。ただし、その優先順位は業種業態ごとに変わりますので自社に併せて参考にしてみてください。

使える決済の種類:
クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など、どんな決済に対応しているのか確認しましょう。しかし、必ずしも多ければ良いというわけではありません。自社の顧客単価などに併せて考えていきましょう。

決済手数料:
決済利用ごとに発生する手数料です。売上金額の一定割合が手数料として引かれます。これが具体的に何%なのか確認しましょう。

初期費用・月額費用:
導入時の費用と月額固定費です。無料の決済会社もありますが、その一方で手数料が高い可能性もあります。そのため、予想される売上からシミュレーションをして、決済手数料などと総合的に判断しましょう。

支払いサイクル:
便利な一方で、キャッシュレス決済はその場で現金が入金されるわけではなく、一定のサイクルで入金されます。資金繰りに影響を与えますので必ず確認しましょう。

その他、導入までの期間、システムの使いやすさやサービスの拡張性、サポート体制なども重要です。複数の決済会社から比較検討し最適な会社を選択してください。

まとめ

2020年以降、政府の方針もあり急激にキャッシュレス化が進んでいます。この先も流れが変わることは現状考えにくいと言えます。唯一できることは、少しでも早く対応することだけです。そしてそれは決して難しいことはありません。

しかし、何から手を付けて良いのか判らない方も多いかと思います。そんな皆様が本ページを参考に1日でも早くキャッシュレス対応をご検討いただけましたら幸いです。