今さら聞けないクレジットカードの仕組み

クレジットカード決済
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はじめに

クレジットカード決済導入を検討中の方に向け、クレジット決済の基本的な情報について解説します。

クレジットカードの基本原則とは?

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とても便利なクレジットカード、その基本原則とは「信用に基づく後払い」です。
その結果、顧客に便利な支払い手段を、店舗には売上をもたらします。

顧客はカード会社が与えた信用を担保に代金を後払いすることができこれが購買力を高めます。これは店舗にとって顧客単価と売上の向上に繋がります。

カード会社は顧客の信用を支払い能力に応じた限度額として提供します。顧客はその限度額範囲内でクレジットカードでの支払いが可能となります。そしてその代金の支払いは後日カード会社に対し実施されます。

そしてクレジットカードには利用ごとにポイント付与などの特典もあります。これは現金決済にはない大きな顧客メリットです。

クレジットカードの種類と特徴

クレジットカードの種類と特徴

世界中で使えるカードブランド

クレジットカードには様々なブランドがあり、それぞれ異なる特徴があります。

VISAは国際的に広く使われ、旅行やビジネスに便利です。MasterCardも同様に世界中で利用可能で、多様な特典を提供します。

American Express(アメックス)は、プレミアムな特典が魅力で、上質なライフスタイルを求める人に人気です。また、JCBカードは日本国内での利用に強みが高く、国内ショッピングや飲食に最適です。

このようにクレジットカードは、それぞれのカードブランドによって特徴が異なります。それぞれのカードを比較し、自分のニーズに合ったものを選ぶことが重要です。

クレジットカードの支払い方法とリボ払いの仕組み

クレジットカードの支払い方法とリボ払いの仕組み

リボ払いって何?

クレジットカードの支払い方法には、一括払い、分割払い、リボ払いがあります。

最も多く利用される一括払いは、翌月に全額を支払う方法で利息はかかりません。

一方で、分割払いは購入金額を複数回に分けて支払う方法で利息が発生することがあります。しかし顧客の支払い負担を軽減できるというメリットがあります。

リボ払いは、月々の支払い額を一定に抑えながら、未払い分に利息がかかる仕組みです。リボ払いは利息がかさむ可能性があるため、注意が必要です。

クレジットカードの利用限度額と信用評価

クレジットカードの利用限度額と信用評価

利用限度額は信用実績が基本

クレジットカードの利用限度額は、カード発行会社が顧客の信用に基づき設定します。この限度額は、利用者の信用評価や収入、支払い能力に基づいて決定されます。尚、信用評価には過去の返済履歴や支払い遅延などが影響を与えます。

限度額は利用者の収入や信用評価に応じて調整され、高い評価を受けた人には高い限度額が設定されることとなります。つまり、高収入で利用実績が長く、支払い遅延などが無ければ限度額は大きくなります。

クレジットカードの利用で得られる特典やポイント

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クレジットカードの利用で得られる特典は利用者にとって大きな魅力です。利用額に応じて貯まるポイントは、商品やサービスと交換可能で、航空券やホテル予約にも使えます。

また、特定の店舗での割引や、空港ラウンジの利用、旅行保険などの特典もあります。さらに、商品保証や緊急サポートなどの付帯サービスもあり安心も与えてくれます。

クレジットカードのセキュリティ対策と不正利用防止

クレジットカードのセキュリティ対策と不正利用防止

実は現金より安心安全

クレジットカードのセキュリティ対策と不正利用防止はとても重要です。
多くのカードではICチップと暗証番号により不正防止をしています。その他、対面では署名確認、オンラインではセキュリティコードなどが不正防止機能となります。

利用者側も安全なパスワード設定や不審な取引の確認を行うことが大切です。万一、不正利用が疑われた場合にはすぐに発行会社に連絡して対処しましょう。

まとめ

現在、クレジットカード決済はキャッシュレス決済の中でも83.5%(※)と著しく利用の多い決済手段です。クレジットカード決済は顧客に便利な支払い手段を提供し、売上や顧客満足度を向上させます。

一方で、導入側では適切な運用が重要です。利用ごとに店舗には決済手数料がかかりますがこれはある種の投資とも考えられます。そして、不正利用防止のためのセキュリティ対策も重要です。

クレジットカードの仕組みを理解し、クレジットカード決済をうまく活用し、店舗運営を効率化しましょう。

24年3月29日 経済産業省ニュースリリース より