はじめに
ここでは塾・スクール事業でクレジットカード決済を導入する手順をご紹介します。
塾・スクールにおけるクレジットカード決済の重要性
別の記事(※)でもご紹介したとおり、今後、塾・スクール事業において決済の柔軟性はとても重要な課題です。
なかでもクレジットカード決済は導入する事業者に多くのメリットをもたらします。また顧客側にも様々なメリットがあります。
事業の健全成長を推進する上で決済手段の多様化は避けては通れない課題なのです。
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クレジットカード決済の導入手順
一般的なクレジットカード決済を導入するまでの流れは以下のとおりです。
決済会社の選定:
はじめにクレジットカード決済サービスを提供する決済会社を選定します。利用シーンを考慮し各種コストだけでなく、月額継続決済の可否や、分割決済などの利用可否なども確認が重要です。複数の決済会社の情報を比較検討し自社にとって最適な決済会社を選択しましょう。
加盟店契約:
次に、選択した決済会社とクレジットカード加盟店契約をします。契約前には加盟店審査があり店舗情報などを提出し審査申請をします。審査期間は決済会社によって異なりますが一般的には1ヵ月ほどとなります。
端末やシステムの導入:
決済会社から提供される端末やシステムの設置をし使用可能な環境を整えます。月額継続決済の場合にはオンライン手続きが可能なシステムを提供している会社もあります。その場合には、顧客との契約から決済までの流れを運用面でも整えることが重要です。
社内研修後に利用開始:
操作方法や決済処理の手順などを担当スタッフに研修しいよいよ利用開始です。通常決済会社から提供されるサービスは複雑な手順を踏む必要がないようになっていますが、一般スタッフでもできるように研修することが重要です。
また利用時に不具合が発生した時などに備え、予め決済会社には不具合対応窓口の有無や対応時間などを確認しておくことも重要です。
クレジットカード決済の手数料とコスト
クレジットカード決済を導入する際に必要となる主な費用をご紹介します。
決済手数料:
決済会社が取引ごとに徴収する手数料で最も重要なコストです。売上金額の一定割合が手数料として引かれます。手数料率はカード会社や決済会社によって異なります。一般的には3.5%前後が目安です。塾・スクールなどの教育関連業種に対しては特別手数料が適用される場合もあるようです。その場合には2%前後となるケースもあります。
初期費用:
クレジットカード決済用の決済端末費用やシステム導入費用です。決済会社によって金額は異なりますが、無料で提供している会社もあります。月額の継続決済利用時には別途設定費用が掛かる場合もあるので確認が必要です。
月額費用:
システム利用料や端末利用料などの月額固定費用です。こちらも料金体系は決済会社によって異なります。初期費用と同様で無料の会社も存在します。
上記以外にも、インターネット環境の維持コストやタブレット端末を店舗側で準備しなくてはならない場合には別途コストがかかりますのでご注意ください。
塾・スクールで導入可能な決済会社
塾やスクール事業で導入が可能と思われる決済会社をご紹介します。詳しくは各社にご相談ください。
Square(スクエア)
Squareもまた様々な業種で導入実績があり、塾・スクールでも導入実績があるようです。
毎月の継続決済にも対応しています。
(関連ページ)SQUARE(スクエア)の評判と導入の実態!他の決済サービスと徹底比較
STORES(ストアーズ)
STORESもまた塾・スクールで導入が可能のようです。
塾・スクール向け予約システムも提供しており、自動継続課金も対応しています。
(関連ページ)STORES(ストアーズ)の評判と導入の実態!他の決済サービスと徹底比較
Airペイ
Airペイは条件付きで塾・スクールで導入が可能のようです。5万円未満の月謝で月々徴収であれば可能となっています。
但し、自動継続課金は対応していません。
(関連ページ)Airペイの評判と導入の実態!他の決済サービスと徹底比較
まとめ
塾・スクール事業は「特定継続役務」に該当する場合があります。そのため一部の決済会社では導入不可となっています。
もし過去に1度でも審査が通らなかったとしても諦めてはいけません。対応可能な決済会社に相談してみましょう。